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【改良型】天然石入り平型石膏巣|給水パイプで水没対策

「平型石膏巣に給水したら幼虫や卵が水没しちゃったよ・・・」

そんな経験をしたことのある「アナタのため」に作った商品があります。

この記事は旧S・Mサイズの紹介です。
現在のラウンドタイプは給水箇所や接続口の高さが異なります。
現行品の使い方は、ラウンド石膏巣の給水・接続ガイドをご覧ください。


国内のアリ飼育において最も普及している巣のタイプである石膏巣。

その中でもクリアケースに石膏を流し込み、上から見るタイプのものが「平型」と呼ばれます。


下記の記事では、初期コロニー向けの「天然石入り平型石膏巣」の作り方をご紹介しました。


しかし、これまでの平型石膏巣にも下記のような問題がありました。

アリ飼育者

・平型石膏巣に給水する時に蟻がパニックになるよ・・・

・ついたくさん給水しすぎて石膏が吸えないほど水浸しにしちゃう・・・


今日は、こんな悩みを一気に解決すべく、新たに改良した天然石入り平型石膏巣をご紹介します!

ありぐら

これまでも商品として販売していた「天然石入り平型石膏巣」。


今回はさらに改良を加えて、自信を持っておすすめできるようになったので本記事であらためてご紹介します!


天然石入り平型石膏巣

【給水パイプで水没対策】
✔天然石でアリの居心地UP↑
✔給水パイプで水没防止
✔掲載当時はS・Mの2サイズ
✔約2ccを30分かけてゆっくり吸水
✔オリジナルの餌場と組み合わせ◎
✔湿潤環境を好む種類におすすめ

この記事を書いた人

ありぐら

アリ飼育用品店「あり巣 in underground」の製作担当。

アリ専用のエサや巣を日々考えてTwitterで発信している。

これまでに作った飼育用品は累計で1万個を超える。

世の中にまだない、自身が欲しいと思う巣や飼育用品を製作中。


天然石入り平型石膏巣について

天然石入り平型石膏巣(てんねんせきいりひらがたせっこうす)とは、プラスチックケースに石膏を流し込み作ったアリの巣です。

石膏には複数の石を埋め込んであり、水没防止の給水パイプもあるアイデア商品です。


わたし自身が「こんなものが欲しい!」「あったらいいな」そんな気持ちを持って、頭に描いていたものを具現化しました。

ありぐら

ただ石膏を流し込んだ平型石膏巣に改良を加えていった結果、とても使い勝手の良いアイテムに生まれ変わりました!


これは自信をもってオススメできる商品になったので今回の記事を書いています!

他のどこにも売っていない完全オリジナル商品です。


下記にその特徴をまとめました。


コロニーや蟻の大きさによって巣のサイズを選べる

巣のサイズも複数ご用意しました。

記事作成時の現在は「S」と「M」の2サイズをラインナップでご用意しています。

Sサイズ・・・約56×73×H33mm



Mサイズ・・・約90×90×H40mm


※共にシリコン栓の頭高さ(約3mm)除く


最大収容数は?

この小さな巣で飼育できる最大収容数の目安が下記の通りです。

※最も飼育されている国内最大種の「クロオオアリ」で換算しています。

※最大収容目安ですので、これより少ない数での飼育をおすすめします。それ以上は連結または、引っ越し推奨。


Sサイズ・・・50~60匹程度

Mサイズ・・・150~200匹程度

ありぐら

クロオオアリで言うと、Sサイズが新女王~2年目のサイズ感。

Mサイズが2年目~3年目って感じの使い方を想定しています!


中型種以下ならこのサイズでもかなり長く使うことできると思います。


石膏巣に石を入れる目的

最も一般的な平型石膏巣は、透明なプラスチックケースに石膏を流し込んだだけのシンプルなものです。

ですが、この最もシンプルで何もない、平面のみの平型石膏巣で蟻を飼育すると、蟻が四隅にかたまります。

これは、蟻の習性として狭い場所や凹凸を好むため蟻が落ち着かず、隠れる場所を探しているためです。

そこでわたしが作る平型石膏巣には、凹凸ができるようにケースの内寸に合わせた「石」を配置しています。

巣内に凹凸があることで見込める効果は下記のとおりです。

飾り石などのオブジェクトを置くメリット

  1. 凹凸ができて表面積が増え、アリの生活スペースが増える
  2. 狭い場所を好むアリが隙間で生活できる
  3. 幼虫や卵、繭を濡れた地面に置くのが嫌な場合の逃げ場になる


ありぐら

巣内に入れるオブジェクトに石を選定しているのは、水に強いことと自然により近づけるためです。


給水パイプが水没防止のポイント

天然石入り平型石膏巣には水没防止のための機能があります。

その秘密は、給水穴の直下にある「給水パイプ」です。


この「給水パイプ」は下部が石膏に埋め込まれています。

埋め込まれたパイプの下部には切り欠きが入っており、周囲の石膏につながっています。


フタにあいた穴を封印しているシリコン栓を外して、シリンジで給水します。

給水パイプに一度に入る水量は約2cc。

すると水は一定時間、給水パイプ内に留まり、30分ほどかけてゆっくりと石膏にしみ渡っていきます。


パイプ内からゆっくり給水することで、水が一気に周囲へ広がるのを抑え、卵や幼虫の水没を防ぐ構造です。

下記は実際に給水させた様子を動画にしたものです。

参考にご覧ください。


給水パイプは各ケースの内寸高さにピッタリになるように設計しています。

給水パイプ内にアリが入りにくいため、給水面が汚れにくくなります。

石膏巣は表面が目詰まりすると水を弾き、水没を引き起こすことがあります。内部の汚れにくい部分へ直接給水できるのが、このパイプの利点です。


※製品の個体差により、小型種がまれに給水パイプ内に入り込む場合があります。その場合はパイプ内にワタなどを詰めて使用してください。


ありぐら

初めて使用する場合のみ、フタをあけて全体に給水させると早く給水できるよ!

※給水パイプから加水してもゆっくりになるだけで問題はありません。


給水パイプの役割

  1. パイプ内の水(約2cc)が10分以上かけてゆっくり染み込むから蟻がパニックにならない
  2. 石膏の下部に水が広がって水を吸い上げるので表面だけ濡れるということがない
  3. 入れ過ぎた水がフタの上部へあふれるようにした構造


ありぐら

平型石膏巣への給水は飼育者にも蟻にストレスのある作業でした。

それを解決して利便性を向上させるために考えたのが「給水パイプ」です!


小さなアイデアですが、超便利ですよ!


側面には10mmチューブを接続可能

天然石入り平型石膏巣には側面に餌場に繋ぐための穴があります。

この穴にはゴムリングがついており、しっかりとチューブを保持します。

うっかりチューブが外れてアリが脱走した・・・そんなことを防いでくれるので安心です。


ありぐら

ゴムリング外せば12mmの穴があいてるので、外径12mmのチューブも使えますよ。


※外径8mmのチューブを使いたい場合は、一度10mmチューブを噛まして連結してください。


オリジナルの餌場との組み合わせがおすすめ

一般的には蟻の巣と餌場はチューブなどで連結して使用されることが多いのですが、今回の商品はオリジナルのエサ場と高さを合わせて使用することができます。

現在の用品の取り扱い・仕様は、次の案内をご覧ください。
現在取り扱い中のエサ場を見る
現在取り扱い中の石膏巣を見る

※写真のエサ場は開発中のものです。現行版と異なる場合があります。

Mサイズと連結、縦横のサイズ感が同じくらいなので納まりがいい
Sサイズなら並列で二個つなぐことができます


ありぐら

わたしが作る飼育用品の穴高さと穴サイズは、合わせてあるのでストレスなく連結できるよ!


もし、自作の用品を当店の商品規格に合わせたい場合は下記を参考にしてくださいね!

穴中心高さ・・・床面から12mm

チューブサイズ・・・Φ10mm


※一部異なる商品もあります。


これまでにありそうでなかったアイデアを詰め込んで、新たに生まれ変わった「天然石入り平型石膏巣」。


新しく用意する方はこちら:ラウンド石膏巣の使い方

天然石入り平型石膏巣

【給水パイプで水没対策】
✔天然石でアリの居心地UP↑
✔給水パイプで水没防止
✔掲載当時はS・Mの2サイズ
✔約2ccを30分かけてゆっくり吸水
✔オリジナルの餌場と組み合わせ◎
✔湿潤環境を好む種類におすすめ

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