肉アリはニコバレシスオオアリと同様に増殖が速いアリです。
巣が手狭になる前に、次の巣と広いエサ場の置き場所を準備しておきましょう。
このページでは、最初に揃える物・成長後の構成・増設の判断を紹介します。
温度や巣内湿度の管理、餌の与え方は肉アリの飼育方法をご覧ください。
たくさん増えるなら、最初から大きな巣を買えばいい?
初期は小さな巣で大丈夫です。
それなら、巣を選ぶポイントは?
次の巣とエサ場をつなげられる構成を選びましょう。
肉アリにおすすめの巣はある?
成長後も拡張しやすいリンクスをおすすめします。
1.女王のみ〜初期コロニー:小さな巣から始める
女王のみ〜少数の働きアリの段階は、小型二層巣や試験管セパレーターなど、コロニーの規模に合う小さな巣で管理します。
- 小型二層巣を使う場合:対応する飼育キャップやエサ場で、蜜餌・肉餌を置く場所を確保。
- 飲み水:巣やエサ場の接続規格に合う継手・給水器を用意。
- 試験管セパレーターを使う場合:適合するチューブ・継手でエサ場へ接続し、巣の外で給餌と掃除をできる構成に。
試験管セパレーターv2/エサ場(ラウンド3Dプリントタイプ)
次の巣を用意するタイミング
購入からの日数や、一律の匹数だけで移行を決めません。
アリや幼虫が増えて巣室の余裕が少なくなってきたら、次の巣を準備します。
給餌のたびにアリが出てきたり、餌の交換や掃除がしにくくなったりした場合は、エサ場の拡張も考えましょう。
2.成長後の基本構成:横置きリンクスv2
肉アリは大きなコロニーになるため、巣とエサ場を同じ規格で増設できる横置きリンクスv2を基本候補にします。
二層式から、コロニーの成長に合わせて営巣スペースを広げます。
20~50匹のコロニーに用意した構成例
20~50匹程度からリンクスで育てるなら、二層式スターターセットに、細目メッシュ・30ccボトル・大きなエサ皿を組み合わせる構成をおすすめします。
まずは次の一組を基本にし、巣とエサ場の増設は後から行います。
- 横置きリンクスv2 スターターセット:二層式。
- 巣とエサ場:細目メッシュ仕様。
- 外付け給蜜器:2個とも細目メッシュ仕様。
- ボトル:30ccを2本+予備1本。
- エサ皿(大):2個。
購入時は、巣・エサ場・外付け給蜜器を細目メッシュ、ボトルを30ccの仕様で揃えます。
30ccは容器の容量です。
少数のコロニーへ大量の蜜餌を入れたまま放置するための指定ではありません。
飲み水用と蜜餌用を区別し、消費量に合わせて管理します。
3.その先は、タワー化と複数連結を見込む
増殖が速く、小刻みな買い替えでは巣がすぐ手狭になります。
巣は一段階飛ばして大きいサイズを選んでも構いません。
二層式を買って終わりではなく、タワー型への移行・増設、さらに複数の巣をつなぐ構成まで考えておきます。
- 初期:小型二層巣や試験管セパレーターでコンパクトに管理。
- 成長に応じて:二層式リンクスなど、今のコロニーに合う巣とエサ場を用意。
- さらに増えたら:二層式が手狭になった段階でタワーへ、その先は展望タワーで増設。
- 大コロニー:複数の巣と広いエサ場を連結して管理。
二層式の巣室がアリと幼虫で埋まり始めたら、次はタワータイプを追加します。
タワーでも余裕が少なくなってきたら、展望タワータイプへの移行・増設を進めます。
高層タワーなど、間のサイズを一つずつ購入する必要はありません。
すでに大きなコロニーなら途中を飛ばし、展望タワーを複数つなぐ構成まで見込んでおきましょう。
床面積を抑えながら巣室を増やせます。
複数の巣をつなぐ拡張も見込めます。
接続方法・通気・給水の手順は横置きリンクスv2の取扱説明書をご確認ください。
4.巣と一緒に、エサ場も広げる
肉アリは活発で、大きなエサ場も重要です。
巣だけを増やすと、餌の出し入れや掃除をする場所が足りなくなります。
エサ皿2個と飲み水を置くと交換作業の余地がなくなる、あるいは餌の交換・掃除のたびにアリが外へ出そうになる段階では、ワイドエサ場を追加します。巣が手狭になるより先に、エサ場だけを広げても構いません。
巣はまだ空いているけど、餌の交換が大変になってきた。
その場合は、先にワイドエサ場を追加しましょう。
ワイドエサ場を増やす利点は?
給餌と掃除の作業スペースが広がります。
大きな餌皿を出し入れしやすい作業スペースを確保します。
設置場所には、容器の幅だけでなく、ふたを開けて餌皿を出し入れする余裕も確保します。
ボトルや皿を増やす場合も、掃除ができる作業スペースを残してください。
5.別の巣を選ぶ場合と、購入前の確認
横から巣内を観察したい場合は、箱型3Dプリンター巣(Mdk-B)も候補です。
大規模化に向けた増設を主目的にするなら、巣とエサ場を連結して広げられるリンクス系統を優先します。
- 巣内湿度:推奨レベル2・許容範囲1~3に適した巣を選ぶ。
- メッシュ:肉アリ用の構成例は、巣・エサ場・給蜜器を細目仕様に統一。
- 設置場所:今の容器だけでなく、次の巣・広いエサ場・日々の作業の余裕を確保。
柔らかい接続部は、給餌や給水時に傷・かじり跡がないか確認します。
組み合わせが分からない場合は、ご利用案内から、種名・現在のコロニー規模・選びたい用品をお知らせください。
餌・飲み水用の用品を買い足す
外付け給蜜器v2・給水器 30ccタイプ/スイーツパウダーproなどの粉末餌/肉餌に使う小昆虫
餌の与え方や温度・巣内湿度の管理は肉アリの飼育方法にまとめています。用品の評価項目は飼育用品の共通評価基準をご覧ください。

