
このアリには、どの巣を選べばいい?

増設重視ならリンクス、正面からの観察なら箱型です。

初めて拡張するときのおすすめは?

二層式のスターターセットがおすすめです。

このページでは、デーメリトゲアリの巣・エサ場・給水器をどう選び、いつ増設するかを紹介します。
初期は小さな巣から始め、成長後は観察のしやすさと増設方法で選びます。
用品選びの基準
- 巣内湿度レベル:推奨3/5(許容範囲2~4)
- 設備損傷リスク:中
- 働きアリの体長:約6〜9mm
- 食性:雑食
- コロニー規模:数百〜(国内の長期飼育例がないため上限不明)
巣内湿度レベルは当店の5段階評価で、湿度計の百分率ではありません。
乾燥域と湿潤域をバランスよく確保できる巣を基本にします。

共通評価基準では、損傷「中」はビニールチューブ程度の軟らかい素材を穿孔することがある区分です。
1.女王のみ・小さなコロニーから始める
試験管セパレーターv2を基本にする

女王のみの創設期や働きアリが少ない時期は、試験管セパレーターv2などの小さな巣が扱いやすい選択です。
貯水部を確認しやすく、広い巣を最初から用意せずに始められます。
餌の出し入れや清掃が窮屈になったら、巣を大きくする前にエサ場を接続します。
巣室がアリや幼虫・繭で埋まり、空間に余裕がなくなってきたら、次の巣を準備します。
増設時期を一律の匹数では決めません。
2.成長後の巣を比較する
| 選択肢 | 選ぶ場面 | 本種での選び方 |
|---|---|---|
| 横置きリンクスv2 二層式・タワー | 巣とエサ場を同じ規格で増設したい | 小規模なら二層式、容量が必要ならタワー。 |
| 箱型 Mdk-B/B-Hkd | 巣室を正面から観察したい | 乾燥種向け仕様で乾湿の勾配を確保。 チューブ接続で増設。 |
| 木製タワー | 本種では非推奨 | 横置きリンクスv2または箱型を選ぶ。 |
| 平型石膏巣 | 上から全体を観察したい | 含水量を把握しにくいため、初めの一台はリンクス・箱型を優先。 |
| 高層・展望タワー | 既存の巣では容量が不足する | 将来の増設候補。 上限不明を理由に最初から大型化しない。 |
増設を重視するなら:横置きリンクスv2

二層式は小さく始める構成、タワーは床面積を抑えながら巣室を増やす構成です。
二層式の巣単品/タワーの巣単品/巣・エサ場をまとめて揃えるスターターセット
正面から観察するなら:箱型の乾燥種向け

横から巣室や育児の様子を見たい場合は、箱型も有力な選択肢です。
貯水量や給水状態を外から確認でき、リンクスとは違った見え方を楽しめます。
- Mdk-B:「乾燥種向けフタ」を選ぶ。
- B-Hkd:上部プラグに「ステンレスフィルター(乾燥種向け)」を選ぶ。
- まずは現在のコロニーに合う容量を選び、より大きい巣が必要になったらB-Hkdや別ユニットの追加を考える。
増設はチューブ接続なので、巣が増えるほど配管と設置面積も必要になります。
箱型(Mdk-B)スターターセット/箱型【大】(B-Hkd)スターターセット
石膏巣と大型タワーは必要に応じて選ぶ
平型石膏巣は上から観察しやすい一方、含水量を外から把握しにくく、乾燥域を残す管理が必要です。
初めの一台は横置きリンクスv2・箱型を優先します。
石膏は消耗品として交換も見込んで選びます。

高層タワーや展望タワーは、現在の巣で容量不足になった後の増設先です。
展望タワーの「最大約8,000匹」はクロオオアリ換算の製品目安で、本種の収容数ではありません。
国内の長期飼育例がなく上限不明だからこそ、最初から最大容量を買うのではなく、実際の成長に合わせて選びます。
3.リンクスはチューブレスで連結
本種には、同梱の連結プレートで巣とエサ場を直接つなぐ構成をおすすめします。
4.エサ場は巣とは別に増設する
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| 選択肢 | 選ぶ場面 | 本種での選び方 |
|---|---|---|
| 試験管・箱型 | ラウンド3Dプリントタイプ | 対応する継手とチューブで接続。 短く点検しやすい配管にする。 |
| リンクス | シングルエサ場 | 同じv2規格で直接連結。 |
| 餌交換・掃除が窮屈になったとき | ワイドエサ場 | 巣室が空いていても、作業スペースが不足したらエサ場を広げる。 |
5.飲み水と餌を揃える

巣内湿度を保つ加水と、アリが直接飲む水は別に用意します。
外付け式はエサ場のフタを開けずに補水でき、設置型はエサ場内に置いて使います。
食性は雑食です。
糖質にはスイーツパウダーproなどの蜜餌、幼虫の成長期の動物性タンパク質には生餌・エサ虫を基本に選びます。生き餌を使えない場合は粉末タンパク餌を代替候補にします。
蜜餌用と飲み水用は分け、蜜餌を大量に長期間常設する使い方は避けます。
迷ったら、この構成から
最初の拡張を一組で買うなら:標準スターター
横置きリンクスv2 スターターセットを数量1、巣は標準の「二層式」で選びます。
購入欄の6つのオプションはすべて「選択なし」で選びます。
- 巣:横置きリンクスv2(二層式)。
- エサ場:同梱のシングルエサ場を使用。
- 給蜜器・給水器:標準の外付け5ccを使用。
飲み水用と蜜餌用を分けます。 - 連結:同梱の半円形プレート2個とボルト4本で組み、使わない接続口は同梱のエンドプラグ3個で閉じます。
- 別に用意するもの:組立用プラスドライバー、蜜餌、動物性タンパク質の餌、飲み水。
正面からの観察を優先するなら、代わりに箱型(Mdk-B)スターターセットの「乾燥種向けフタ」を選びます。
- 初期:小さな試験管の巣+給餌に必要なエサ場+飲み水。
- 最初の拡張:増設重視なら横置きリンクスv2、正面観察なら箱型・乾燥種向け。
- さらに成長:巣室が不足したら巣を追加、給餌・清掃が窮屈ならエサ場を追加。
温度管理や生態、日常の飼育についてはデーメリトゲアリの飼育方法をご覧ください。

