・試験管飼育しているけど追加の給水ができなくて大変。
・試験管より平型石膏巣の方が土中性の蟻の調子いい気がする。
・試験管の中で蟻の脚が滑っているからなんとかしたい。
こんな疑問や困りごとを本記事では解決します。
下記の記事では、新女王~初期コロニーに適したアリの巣として、3Dプリンターと試験管を使った「試験管飼育キャップ」をご紹介しました。
試験管飼育キャップは安くて管理も簡単ですが、その発展系としてさらに進化した「試験管セパレーター」を今回はご紹介いたします。
本商品は、販売用として最も一般的な「平型石膏巣」すらも超える利便性と機能性を持つアリの巣です。
最後までぜひお目通しください。
試験管セパレーターは「試験管飼育を変える」革新的アイテムです!
試験管巣の問題点を徹底的につぶし込んだら、世界のどこにもないこんなアイテムが出来ました!
特に単独女王~初期コロニー用の販売用アリの巣においては平型石膏巣を超えるポテンシャルを持っています。
最後まで読んでくれてたら驚くこと間違いなし!!
(↑詳細ページクリックで試験管巣のカテゴリページが開きます。在庫切れの場合、商品ページが非公開の場合があります。)
試験管セパレーターについて
試験管セパレーターとは、従来の試験管でのアリ飼育を変えるべく考えた、「あり巣 in underground」によるオリジナルのアリ飼育アクセサリーです。
試験管セパレーターの名前の由来
名前の由来は、試験管内の空間を「3つ」の意味でセパレートする(わける)事からです。
1.生活エリアと保水エリアをセパレート
入口側と奥側で分割。蟻の生活エリアが直接濡れない構造です。
2.生活エリアを3部屋にセパレート
蟻が好むように生活エリアを分割して小部屋にしています。
3.生活エリアと床下の給排水路をセパレート
蟻がいる状態で給水可能な独自構造!上下で分割されています。
3つの意味で試験管をセパレートするアイテムなので、試験管セパレーターと名付けましたよ!
一切何も見ずに設計していますし、現時点(2022年10月)でわたしの知る限り世界のどこにもないオリジナル試験管巣だと自負しています!
下記に本商品の特徴を一覧でまとめましたのでまずはご覧ください。
試験管セパレーターのおすすめポイント
- カラーが2色から選べる
- 外部からの給水ができる
- 内部の汚れた水を排水できる
- 床が平面で蟻の脚が滑らない
- 石膏巣と同等以上の加湿性能
- 生活スペースは3つの小部屋にわかれている
- 保水スペースの給水量が「目で見てわかる」
- 着脱可能で引っ越し簡単
- 他の試験管用アクセサリーと相性バツグン!
試験管巣はとても安価で汎用性が高いタイプのアリの巣です!
しかし、石膏巣ほどの保湿が難しい。追加給水ができないなどの使い勝手の悪さもありました。
その試験管巣を独自のアイデア設計でさらに磨き上げ、革新的アイテムとして製品化したのが本商品です!
カラーは選べる2色
カラーは淡い色合いの「パステルピンク」と大理石調の「ストーンホワイト」をご用意しました。
それぞれ全く違った雰囲気を味わえますので、お好きな方をお選びください。
かわいいもの好きな方には「ピンク」
自然な感じが好きな方には「ストーンホワイト」がおすすめ!
給水かんたん!保水エリアと生活エリアにわかれている構造
試験管セパレーターは保水用に軽石が充填された「保水エリア」と3Dプリンターで作られたアリが営巣する「生活エリア」にわかれています。
給水方法はとてもかんたん。
試験管口側の給水口からニードルボトルやシリンジで給水するだけです。
水を入れ過ぎた場合はどうしたらいいの?
こんな質問や心配にもしっかり対応しています!
下記の動画をご覧ください。
試験管セパレーターは床下に水路を設けており、アリの生活エリアと分離しています。
床下水路は給排水の共に使用されます。
動画の通り、給排水を行った後も生活エリアの床面は濡れていません。
「多湿なのに濡れていない」これは、二層式3Dプリンター巣の開発から得た蟻飼育にとって非常に優れた特性です。
この特性を試験管飼育でも再現すべく後述の加湿機能を設計に盛り込んでいます。
「試験管で飼育していると封入した水が茶色く汚なくなって嫌だなぁ。」そんな風に感じている方にもお使いいただきたい逸品です!!
保水エリアの水分量も可視化されてひと目でわかりやすくなっています。
試験管セパレーターに給水するにあたっての注意点
水没防止のため、床下水路以上に水を溜めたままにしないでください。
入れ過ぎた場合は、試験管を傾けて給排水口より余分な水を排水してください。
水を入れ過ぎた状態でさらに追加で給水した場合など、内圧の変化で生活エリア内に水が浸入することがあります。
普通の試験管は水を溜めますが、試験管セパレーターは軽石が給水して湿る程度の給水量にしてください!
※多すぎる水量での給水はメッシュ部に入りこみ次回の給水を妨げたり、生活エリアへの浸水を引き起こします。
水を入れすぎた場合は必ず排水してねっ!!
石膏巣と同等以上の加湿性能
従来の試験管飼育では、石膏巣ほどの加湿をするのは困難でした。
そのため、どちらかと言えば乾燥種の飼育に適していたかと思います。
しかし、試験管セパレーターを使えば石膏巣と同等以上の加湿が可能です。
その秘密は、前述の床下水路に加えてもう一つ。
保水エリアと生活エリアをわける「メッシュ構造」です。
二層式3Dプリンター巣やタワー型3Dプリンター巣での実績のある構造で、
「多湿なのに濡れていない」を再現しています。
土中性などの湿潤環境を好む種類であっても、直接床面が濡れてるのは嫌がることが多いからね!
簡素な石膏巣では再現しづらいアリの好むこの特性を試験管飼育にも取り込んでいます。
※樹上性などを中心に蟻の種類によっては加湿を嫌がる種類もいます。
わたしが飼育した中だと、ヤマヨツボシオオアリやケブカツヤオオアリなどです。
そういう生体を飼育するなら、試験管セパレーターに水を入れずに飲み水で水分補給するか、ガトリング試験管巣で水を入れたものと入れてない試験管を共に用意して飼育してあげてください。
床が平面で蟻の脚が滑らない
通常の試験管ではガラス面でアリが滑って落ち着かないことがありました。
それに対し、試験管セパレーターでは生活エリアの床面は平面となっており、アリの居心地をアップさせています。
ハリアリの仲間なんかは特にガラス面では脚のグリップが弱くて滑ってしまうので、本商品をおすすめできますよ!
生活エリアは3つの小部屋にわかれている
試験管セパレーターの生活エリアは3つに分かれています。
一つの部屋のサイズは35mm程度。
狭い場所を好む蟻のために仕切りを設けて、居心地をアップさせています。
また、下記のように蟻の好む加湿程度を知ることも可能です。
※飼育部屋の湿度や季節等、環境によって同種でも異なる結果が出る場合があります。
各自の環境において、複数種を比較して観察することをおすすめします。
蟻の好む飼育環境を調べる試験管判別式の発展バージョンだね!
詳しくは下記のリンクを見てね!
巣内湿度の実測
試験管セパレーターで生活する蟻の様子を見るに巣内には湿度勾配がありそうだけど、実際にはどのくらいの湿度になってるのかなっ??
確かに気になるね。
しっかり狙い通りに作れているか測ってみるね!
測定結果は下記の通り。
すごいっ!!
150mmにも満たない長さのなかでこんなに湿度勾配があるんだねっ!
狙い通りにできていて、良かった~。
これなら多くの種類が飼育できそうっ!
極端に通気がいる種類や土が必要な種類でなければこれ一本でほとんどの種類が飼育可能だと思うよ!!
これまで作った中でもトップクラスの自信作!
最大収容数とサイズは?
試験管セパレーター1本当たりで飼育できる最大収容数の目安が下記の通りです。
※最も飼育されているであろう国内最大種の「クロオオアリ」で算出しています。
最大収容数:約30匹
巣のサイズ:約Φ18×195mm
(チューブなどない状態)
クロオオアリで言うと、新女王~1年目の使い方を想定しています。
小型~中型種ならこのサイズで数年飼育可能な種類も多いと思います。
着脱可能で引っ越し&洗浄が簡単
石膏を流し込んだ試験管では石膏巣同様、洗いまわして使うことは推奨されません。
さらに節様の壁を作ると蟻を強制的に引っ越しさせるには割って取り出すしかなく、現実的ではありません。
それに対し、試験管セパレーターの優れた特徴の一つに着脱可能なところがあります。
着脱可能で引っ越し&洗浄かんたん!
他の試験管巣用のアクセサリーと相性バツグン!!
試験管セパレーターは、一本でも複数本での使用でも可能な設計になっています。
新女王~初期コロニーで一本だけで使用する場合は、試験管飼育キャップまたは、エサ場と直接つなぐことで簡単にエサやりが可能です。
共にオプション欄からお得にお買い求めいただけるようになっていますのでぜひ検討ください。
試験管飼育キャップとは12×16ホース
エサ場とは8×10ホースでそれぞれつなげるよー!
試験管セパレーターを複数使用する場合は、自在継手やガトリング試験管巣を使用します。
自在継手は様々なパーツをその名の通り自在に組み替えて使えるブロックのような継手です。
並列二本の使用
詳細は別記事にあるので見てみてねーっ!!
ガトリング試験管巣は最大6本の試験管セパレーターをつなぐことができます。
ガトリング試験管巣の商品ページから単品よりお得に試験管セパレーターに変更できるようにしましたっ!!!
見てねぇー!!
詳しくは下記の記事にあるよ!
ご利用のお客様の声
先にお使い頂いている方の感想をご紹介します。
飼育者の「生の声」をご覧ください。
⇩蟻のエンサイクロペディアさんに動画でご紹介頂きました。
従来の試験管飼育の問題点であった
- 蟻がいる状態で給排水ができない
- 水漏れや結露による環境悪化
- 引越しが困難
- ガラス面で蟻が滑る
上記4点において改善されているか検証してもらっています!
ご紹介ありがとうございます~!
⇩ぴぴんap生き物チャンネルさんに動画でご紹介頂きました。
・試験管セパレーターへの給水方法
・ムネアカオオアリの新女王の様子
上記2点において動画を作っていただきました。
ご紹介ありがとうございます~!
試験管巣の三本タイプで各試験管の環境を変えて飼育に利用してもらっています。
このような使い方は蟻自身が好む環境に引っ越ししながら生活できるので非常に失敗の少ない飼育方法です!
こちらも乾湿の変化をつけた試験管セパレーターを連結して使ってもらっています。
飼育情報の少ない種類はこのように環境の変化をつけながらアリに快適な環境を与えると良いですよ!
試験管巣で試験管セパレーターを複数連結すれば狭い巣内にも複数の環境を作り出すことが可能です。
小さく限られた製品に機能をいっぱい詰め込みました!
下記にもう一度試験管セパレーターの特徴をまとめています。
試験管セパレーターのおすすめポイント
- カラーが2色から選べる
- 外部からの給水ができる
- 内部の汚れた水を排水できる
- 床が平面で蟻の脚が滑らない
- 石膏巣と同等以上の加湿性能
- 生活スペースは3つの小部屋にわかれている
- 保水スペースの給水量が「目で見てわかる」
- 着脱可能で引っ越し簡単
- 他の試験管用アクセサリーと相性バツグン!
アリ飼育をゼロから考えて、設計とデザインをしました。
いますぐ、販売ページを確認して価格をチェックしてください。
驚きのアイデアと機能性できっと満足してもらえるはずです!!
(↑詳細ページクリックで試験管巣のカテゴリページが開きます。在庫切れの場合、商品ページが非公開の場合があります。)