【徹底解説】イリタンスオオアリの飼育方法|ワーカーに透明感がある美種|東南アジアのオオアリ|Camponotus irritans

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種類ごとの飼育方法
アリ飼育者
アリ飼育者

イリタンスオオアリってどんなアリなんだろう?

飼育情報の少ない海外のアリについて知りたいな・・・

こんな疑問を本記事では解決します。


この記事を書いた人

アリ飼育用品店「あり巣 in underground」の製作担当です。

数十種類超のアリ飼育経験をもとにおすすめの飼育方法などを書いていきます!


東南アジア~台湾に生息する飼育しやすい褐色のオオアリ。

今日は、そんなイリタンスオオアリについてご紹介しますね!


この記事でわかること

  • イリタンスオオアリ(Camponotus irritans)ってどんなアリ?
  • イリタンスオオアリの飼育方法
  • イリタンスオオアリの販売先

イリタンスオオアリ(Camponotus irritans)ってどんなアリ?

イリタンスオオアリ(Camponotus irritans)
イリタンスオオアリ

【東南アジアの飼育容易種】
✔雑食性のオオアリ
✔海外では入門種で飼育が簡単
✔冬眠しないので一年中楽しめる
✔赤褐色~暗褐色の体色
✔女王サイズ,10~12mm
✔ワーカーサイズ,5~9mm

詳細ページクリックで海外種カテゴリページへジャンプします。

在庫切れの場合、商品ページが非公開の場合があります。

イリタンスオオアリ(Camponotus irritans)は、飼育しやすいのオオアリ属のアリです。

飼育難易度は低く、海外ではアリ飼育の入門種として扱われています。

朽木に住むアリで日本で言うところの「ムネアカオオアリ」といった位置づけです。

サイズも大きく、腹部は半透明で蜜餌が透けて見えるかわいいアリのひとつです!


ワーカーが淡い色でとても美しい

イリタンスオオアリのワーカーは、蜜を飲んだ時の腹部が透けて見えてとても美しい種類です。

女王よりもワーカーの方が色が淡く、繊細なイメージを受けます。

写真をいくつか撮りましたのでご覧ください。

ありぐら
ありぐら

イメージ的にはお腹の膨らまないミツツボアリみたいな感じを受けたね!

まだわたしの手元にあるコロニーにメジャーワーカーはいないけど、頭が黒い個体が出てくるみたいです。


生息環境と分布

生息地は、ボルネオ、マラッカ海峡、ジャワ島、台湾中南部などです。

森林の朽木などに巣を作ります。

ありぐら
ありぐら

日本よりも南方の暖かいところに自生するアリですね!


体長

体長備考
女王10~12mm
ワーカー5~9mm

女王は最大12mmと大き目のサイズです。

ワーカーは、メジャーワーカーとマイナーワーカーがはっきりと2極化するわけではなく、連続して大きさが変化します。

クロオオアリなどと同じですね!

ありぐら
ありぐら

日本のアリと同じく、10年以上の付き合いができるペットです!

大切に育ててあげましょう!


単雌 or 多雌 ?

イリタンスオオアリは単雌性です。

一頭の女王を中心にコロニーが形成されます。


イリタンスオオアリの飼育方法

ここからはイリタンスオオアリの飼育方法について解説していきます。

一緒に勉強していきましょう!


エサについて

イリタンスオオアリは「雑食」です。

日本のオオアリと同じく蜜餌と肉餌を共にあたえましょう!

蜜餌と肉餌のおすすめ品は下記の記事に詳しくありますのでご覧ください。


おすすめの巣のタイプ

イリタンスオオアリにおすすめの巣のタイプは「試験管」「アクリル」「石膏」です。

朽木などに営巣する種なので、加湿できる巣がオススメです。

イリタンスオオアリと同じように朽木に住む日本のムネアカオオアリは、極端に加湿された環境は苦手なようです。

石膏巣に加水した直後には乾燥した餌場に幼虫や繭を持って引っ越しすることがあります。

日本のムネアカオオアリと似ているなら、過度に加湿されなくて、巣内で湿度が変化する試験管がいいでしょう。
石膏巣を使う場合は、過度な加水はしないように気を付けてくださいね!

ありぐら
ありぐら

まだ、わたしも飼育経験が長くないのですが、引き続き飼育を続けてみて気づいたことがあれば追記、変更しますね!


アリの巣を選ぶ時の考え方は下記の記事にまとめていますので、あわせてご覧ください。


飼育の適正温度

適正温度は24℃~28℃が推奨とされています。

夏場は30℃を超えないように注意が必要です。

また、生息地は日本よりも暖かい気候ですので、冬場は15℃以下にしないように加温の必要があります。


ありぐら
ありぐら

わたしは下記の器具を使って加温しています!

発泡スチロールに穴あけしてコードを通すだけなので簡単ですよ!


冬眠はする?

イリタンスオオアリは、冬眠をしない種類です。

先述の通り、冬場は15℃以下にしないように加温の必要があります。


ありぐら
ありぐら

冬は加温の必要がありますが、冬眠しないので年中飼育を楽しめますよ!!


その他の特徴

夜行性で活動は日が落ちてから活発になります。


イリタンスオオアリの販売先

イリタンスオオアリは海外の種類ですので、残念ながら簡単に自分で採集することはできません。


海外種は入荷が不安定ではありますが、下記で販売しています。

販売額も変動することが多いので、一度チェックしてみましょう!

イリタンスオオアリ(Camponotus irritans)
イリタンスオオアリ

【東南アジアの飼育容易種】
✔雑食性のオオアリ
✔海外では入門種で飼育が簡単
✔冬眠しないので一年中楽しめる
✔赤褐色~暗褐色の体色
✔女王サイズ,10~12mm
✔ワーカーサイズ,5~9mm

詳細ページクリックで海外種カテゴリページへジャンプします。

在庫切れの場合、商品ページが非公開の場合があります。


まとめ

今回は、海外生体のイリタンスオオアリについてご紹介いたしました。

海外では飼育が容易な入門種として扱われ、朽木に住むので日本の「ムネアカオオアリ」のような位置づけの大型の種です。

飼育難易度は低いので、最初に飼育する海外種の一つとして選択肢にいかがでしょうか?

この記事がイリタンスオオアリの飼育に役立てばうれしく思います。


それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

感想やアドバイス、間違いのご指摘などありましたらコメントやTwitterでお知らせ頂ければ嬉しいです!


本記事について

海外生体の卸元からの情報などを基に初回の投稿時の記事を作成しております。

手元での生体の管理状況を見ながら、日本の気候ならでは飼育方法など、気づいたことがあれば、随時、追記修正致します。




その他のアリの飼育情報を記事にまとめています。ご覧ください。

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