エサ皿、給蜜器、給水器は、商品名だけを見ても違いが分かりにくい用品です。
あり巣 in undergroundでは、何を与えるか・どこに置くか・必要な容量を分けて考えています。
この記事では、肉餌・蜜餌・アリの飲み水・エサ虫の飲み水から、今の飼育環境に合う用品を選びます。
種類別の用品ガイドがないアリでも、設置場所や管理方法を確認しながら候補を絞れます。

水と蜜餌では、同じ容器でも選び方が変わるの?

変わるよ、蜜餌は発酵によるあふれや掃除のしやすさも考えて選ぶんだ。

与えるものと管理のしやすさから選ぶんだねっ!
全体フローチャート
まず、与えるものに合う分岐を見てください。
図はスマートフォンでも追えるように、4つの用途を縦に並べています。
複数の用途があれば、それぞれに合う用品を併用して構いません。
肉餌・エサ虫の分岐

蜜餌の分岐

アリの飲み水の分岐

エサ虫の飲み水の分岐

候補が決まったら、以下で写真・必要なオプション・設置条件を確認してください。
餌場の内寸や接続規格が分からない場合は、先にその条件を確認し、商品を無理に確定しないでください。
肉餌・エサ虫にはエサ皿
肉餌やエサ虫を与える基本の用品は、あり巣式エサ皿です。
エサを置く場所をまとめられ、皿ごと回収して洗浄・交換しやすくなります。
あり巣式エサ皿

- 向いている用途:肉餌やエサ虫。
溺死防止プレートを組み合わせて蜜餌にも使えます。
- オプション・準備:ワーカーが多く、皿を置くときに邪魔になる場合は脚をオプションで付けられます。
同じ皿で蜜餌も与える場合は、溺死防止プレートをオプションで付けられます。
- 注意点:基本内容は皿本体です。
写真の脚とプレートはオプションです。
本体約Φ31×高さ10mm、脚を付けた状態は約Φ38×高さ18mmです。
蜜餌は、あふれと回収のしやすさで選ぶ
蜜餌には、エサ皿と給蜜器の両方が使えます。
給蜜器へ蜜餌を入れると、発酵によって内圧が高まり、中身があふれることがあります。
あり巣 in undergroundでは、与えたい量だけでなく、あふれた液体の掃除と、ワーカーが集まった用品の回収まで含めて使い分けています。
- 発酵によるあふれや掃除を避けたい → エサ皿。
- 蜜餌を発酵させる前に一気に多く与えたい → あり巣式エサ皿【大】。
- 発酵しても給蜜器から外へあふれ出させたくない → あり巣式エサ皿【大】。
- 大コロニーで大量のワーカーが集まり、皿を回収・掃除しにくい → 外付け給蜜器。
エサ皿を選んでも、蜜餌そのものの発酵がなくなるわけではありません。
食べ残しを確認し、回収・洗浄しながら使います。
給蜜器の蜜餌は長く放置せず、飲み残しを極力翌日までに取り除いてください。
餌場内に置く給蜜器は高さで選ぶ
高さに余裕のある一般的な餌場では5ccタイプを基本に、背の低い餌場では1ccタイプを選びます。
「小コロニーだから1cc」ではなく、容器を置いて出し入れできる高さが選択のポイントです。
あり巣式 給蜜器|給水器|5ccタイプ

- 向いている用途:餌場内に置く通常の給蜜器・飲み水容器の基本候補。
- オプション・準備:この用途で必須の追加オプションはありません。
- 注意点:約Φ23×高さ50mm。
餌場の高さと出し入れの余裕を確認します。
目安3mm以下の小型種は、製品の個体差によって内部へ入る場合があります。
あり巣式 給蜜器|給水器|5ccタイプの商品ページを見る →
あり巣式 給蜜器|給水器|1ccタイプ

- 向いている用途:市販の安価なスチロールケースを加工した自作餌場や、他社製の背の低い餌場。
- オプション・準備:ボトル部分を外すと、プラスチックのキャップ部分を小型の肉餌皿として使えます。
- 注意点:約Φ24×高さ19mm。
容量だけでなく設置高さで選びます。
目安3mm以下の小型種が内部へ入る場合があります。
あり巣式 給蜜器|給水器|1ccタイプの商品ページを見る →
外から交換できる給蜜器
大コロニーでは、エサ皿にワーカーが集中して回収しにくくなることがあります。
外付け給蜜器なら、餌場を開けずに外側から交換できるため、この場面の候補になります。
水にも蜜餌にも使えますが、外付けにしても蜜餌の発酵は管理する必要があります。
外付け給蜜器v2|給水器|5㏄タイプ|自在継手v2|M16継手シリーズ

- 向いている用途:餌場を開けずに外側から交換したい場合で、5ccあれば足りるとき。
- オプション・準備:交換用の予備ボトルを同梱できます。
顎の力やくぐり抜けへの対策として、現行購入欄の細目メッシュも確認します。
- 注意点:自在継手v2・M16規格で、v1とは異なります。
接続先を確認してください。
予備がない交換時は開口部の一時的な封鎖が必要です。
超小型種はメッシュを通過する可能性があります。
外付け給蜜器v2|給水器|5㏄タイプ|自在継手v2|M16継手シリーズの商品ページを見る →
外付け給蜜器v2|給水器|30㏄タイプ|自在継手v2|M16継手シリーズ

- 向いている用途:外から交換・補充したく、5ccでは容量が足りないとき。
- オプション・準備:交換用の予備ボトル、必要に応じた細目メッシュを購入欄で選べます。
- 注意点:約40×19×110mm。
設置余裕と自在継手v2・M16規格を確認してください。
蜜餌の発酵によるあふれへの注意は5ccと同じです。
超小型種の通過にも注意します。
外付け給蜜器v2|給水器|30㏄タイプ|自在継手v2|M16継手シリーズの商品ページを見る →
横置きリンクスの専用受け皿

横置きリンクスの餌場には、給蜜器からあふれた液体を受ける専用の受け皿があります。
蜜餌を給蜜器で与える場合は、この受け皿も使って掃除しやすくできます。
受け皿があっても蜜餌の放置は避け、汚れを確認して回収します。
アリの飲み水は設置場所と容量で選ぶ
「巣への加湿」と「アリが直接飲む水」は別です。
巣の湿度を調整する方法とは分けて、アリが飲める水の置き場所を考えます。
- 餌場内へ置く通常の飲み水 → 5ccタイプが基本候補。
- 背の低い餌場 → 1ccタイプ。
- 5ccでは足りず、餌場内の給水器を大容量化したい → ペットボトル給水器。
- 外側から交換・補充したく、5ccで足りる → 外付け給蜜器5cc。
- 外側から交換・補充したく、5ccでは足りない → 外付け給蜜器30cc。

5ccで足りなくなったら、置き場所も考えるんだね。

餌場内ならペットボトル給水器、外から交換するなら外付け30ccへ分けるんだよ。

大容量でも、管理する場所が違うんだねっ!
(小型種向け)あり巣式ペットボトル給水器

- 向いている用途:餌場内に設置する飲み水を大容量化したいアリ飼育。
エサ虫ではレッドローチなどの小型種にも使います。
- オプション・準備:写真は脚パーツ大の使用例です。
安定性を重視する場合は脚パーツ大を選べます。
ボトルは別途用意します。
- 注意点:300mlまでの背が低く硬いボトルを推奨。
脚パーツ小は約60×60×高さ21mm、大は約120×120×高さ19mmで、全体高さはボトルによって変わります。
餌場の広さと高さを確認し、設置直後は給水状態を確認してください。
(小型種向け)あり巣式ペットボトル給水器の商品ページを見る →
特殊な顎の種類には大サイズのエサ皿
クワガタアリ、パラポネラ、キバハリアリなど、顎の形状によって通常の給蜜器では飲みにくい種類には、あり巣式エサ皿【大】を案内しています。
大サイズを選ぶ理由は、単にコロニーが大きいことだけではありません。
飲み口へ無理なく近づけるかも確認します。
あり巣式エサ皿【大】の設置条件
あり巣式エサ皿【大】

- 向いている用途:特殊な顎の種類の給水、多くの蜜餌を一気に与えたい場合、発酵しても給蜜器から外へあふれ出させたくない場合。
- オプション・準備:現行の大サイズ商品は、皿本体・溺死防止プレート・脚パーツの構成です。
通常サイズのオプション構成と混同しないでください。
- 注意点:約90×44×高さ20mm。
ラウンド餌場には入りません。
容量の上限と、一度に与える適量は別です。
あり巣 in undergroundの製品では、横置きリンクスの餌場やレイアウトケースなど、広さに余裕のある餌場で使います。
自作餌場や他社製品と組み合わせるときは、本体が入る寸法だけでなく、持ち上げて出し入れできる余裕も確認してください。
寸法上ぎりぎり入るだけでは、交換や清掃がしづらくなります。
エサ虫の飲み水は対象に合う飲み口で選ぶ
エサ虫の飲み水には、あり巣式ペットボトル給水器を使います。
小型種向け・大型種向け・ワーム向けは、容量だけでなく飲み口と足場の構造が違います。
- 小型種向け:レッドローチ、ヨーロッパイエコオロギの初令〜成虫、フタホシコオロギMサイズまで。
写真と商品案内へ ↑。
- 大型種向け:デュビアやマダガスカルゴキブリなどの大型ローチ、フタホシコオロギ成虫など。
初齢コオロギにも使える幅広い対応です。
- ワーム向け:ベストワーム、ミルワーム、ジャイアントミルワームなど。
(大型種向け)あり巣式ペットボトル給水器

- 向いている用途:デュビア成虫など大型個体を含めたエサ虫の給水。
初齢コオロギから使えるメッシュ飲み口です。
- オプション・準備:写真は脚パーツ大です。
安定性を重視する場合は脚パーツ大を選べます。
ボトルは別途用意します。
- 注意点:ボトルを含めた高さと脚の設置面積を確認してください。
設置直後は供給状態を確認し、小さな個体に使う際は足場に付いた水滴にも注意します。
(大型種向け)あり巣式ペットボトル給水器の商品ページを見る →
(ワーム向け)あり巣式ペットボトル給水器(スロープ足場)

- 向いている用途:床材を使って管理するベストワーム、ミルワーム、ジャイアントミルワーム。
- オプション・準備:ワームが上りやすいスロープ足場を備えています。
ボトルは別途用意します。
- 注意点:足場を床材に合わせて設置し、給水口に床材を触れさせないようにします。
煮沸消毒はできません。
(ワーム向け)あり巣式ペットボトル給水器(スロープ足場)の商品ページを見る →
必要な台数や1個・5個・50個の価格比較は、既存の計算機で確認できます。
ここでは計算を重複させず、用途に合うタイプを選んでから必要数を比較します。
エサ皿と給蜜器の使い分け
- エサ皿:肉餌にも蜜餌にも使い、回収して洗浄・交換する管理に向きます。
- 給蜜器:水の常設に向きます。
蜜餌にも使えますが、発酵によるあふれを管理します。
- 外付け給蜜器:餌場を開けず外から交換したい場合や、ワーカーが皿へ集中する場面の候補です。
- ペットボトル給水器:餌場内に置く給水器の大容量化に使います。
- あり巣式エサ皿【大】:特殊な顎の種類の給水、一度に多くの蜜餌を与える場合、給蜜器からのあふれを避けたい場合に使います。
例えば、飲み水を給蜜器で常設し、肉餌や蜜餌をエサ皿で与えるように、用途ごとに用品を分けても構いません。
あり巣 in undergroundでは、ひとつの商品に役割をまとめることより、アリが使いやすく、飼育者が無理なく管理できる組み合わせを大切にしています。
詳しい使い方・関連ガイド
各用品の詳しい仕組みや使い方は、次の記事で紹介しています。







