「飼育をゼロから考えたオリジナルのアリの巣」
アリ飼育をするにあたって必ず考える飼育用品が「アリの巣」。
今日は、「あり巣 in underground」における初めて3Dプリンターを使って作られたアリの巣をご紹介します!
本商品はフルモデルチェンジして新しくなりました!
この記事は旧式のものです。
後継品は下記をご覧ください。
(↑詳細ページクリックで3Dプリンター巣のカテゴリページが開きます。在庫切れの場合、商品ページが非公開の場合があります。)
3Dプリンターを使って完全オリジナル商品を製作
下記の記事でも先行してお知らせしておりましたが、2021年8月より3Dプリンターを導入して、ゼロから設計、アリの飼育用品の開発を進めておりました。
今回は正式販売となる一つ目のアリの巣。
平型3Dプリンター巣を紹介いたします。
平型3Dプリンター巣について
平型3Dプリンター巣とは、その名の通り、3Dプリンターで作られた平置きにして上面のガラス板から観察するタイプの巣です。
わたし自身が「こんなものが欲しい!」「あったらいいな」そんな気持ちを持って、頭に描いていたものを具現化しました。
他のどこにも売っていない完全オリジナル商品です。
下記にその特徴をまとめました。
カラーは選べる2色
カラーは淡い色合いの「パステルピンク」と大理石調の「ストーンホワイト」をご用意しました。
それぞれ全く違った雰囲気を味わえますので、お好きな方をお選びください。
かわいいもの好きな方には「ピンク」
自然な感じが好きな方には「ストーンホワイト」がおすすめ!
コロニーや蟻の大きさによって巣のサイズを選べる
巣のサイズも複数ご用意しました。
販売開始の現在は「SS」と「S」の2サイズをラインナップでご用意しています。
SSサイズ・・・約87×36×22mm
Sサイズ・・・約87×63×22mm
※共にボルト頭の高さ(約2mm)とシリコン栓の頭高さ(約3mm)除く
※スリット幅は1mm以下ですが、小型種の中にはスリットをくぐり抜けて給水エリアに入り込む可能性がありますのでご注意ください。
まずは需要が高い初期コロニー用の小さな巣を2種類作りました。
要望があればMサイズやLサイズをいずれラインナップに加えたいと思います!
適応生体は土中性~樹上性まで幅広い
この巣は入口から一番奥の部分にワタの入った給水エリアがあり、シリコン栓を外せば、シリンジで簡単に加水できるようになっています。
初回の給水量目安:SSサイズ→2cc、Sサイズ→3cc
給水エリアとアリの生活スペースはスリット入りの壁で別れています。
また、2つのエリアを分ける隔壁の下部は数ミリほどスリットが入っていないため、ある程度の水を溜めておくことができます。
給水をすれば、一般的に石膏巣で飼育されるような土中や湿った朽木に営巣する種類を。
無加水であれば、木製巣で飼育されるような乾いた環境を好む樹上性の種類を飼育することができます。
蟻の生活エリアを広く取るため、給水エリアは小さく設計しています。
加湿が必須の種類については週一以上でマメに給水を行い、乾燥させないように注意してください。
使っている感じは試験管のように乾燥気味の環境になります。
なので土中性の加湿を好む種類は、週に一度程度の頻回な給水をおすすめします!
特に湿潤環境を好む種類や頻繁に給水が面倒って方には下記リンクの「天然石入り平型石膏巣」もおすすめですよ!
より湿潤環境を好む種類におすすめの蟻の巣⇩
最大収容数は?
この小さな巣で飼育できる最大収容数の目安が下記の通りです。
※最も飼育されている国内最大種の「クロオオアリ」で換算しています。
※最大収容目安ですので、これより少ない数での飼育をおすすめします。それ以上は連結または、引っ越しを推奨。
SSサイズ・・・30~40匹
Sサイズ・・・60~80匹
クロオオアリで言うと、SSサイズが新女王~2年目のサイズ感。
Sサイズが2年目~3年目って感じの使い方を想定しています!
中型種以下ならこのサイズでもかなり長く使うことできると思います。
先行発売のオリジナルのエサ場の中で飼育が完結する
一般的には蟻の巣と餌場はチューブなどで連結して使用されることが多いのですが、今回の商品はすべてゼロベースで設計からしているので、オリジナルのエサ場の中に入れて使用することができます。
オリジナル餌場の外観⇩
使用時をイメージしやすいようにイメージしやすいように複数の写真を用意しましたのでご覧ください。
エサ場の中で完結させれば、チューブなどは要らず、中に平型3Dプリンター巣を入れるだけで飼育キットが出来上がります。
アリが巣の外との行き来する時に上りやすい、足場がついていますので、エサの運び入れなどが容易なところもポイントです。
小さな巣の中にも湿度勾配を作る工夫
前述の通り、巣穴から一番奥に給水エリアがあり、巣口までの間に複数の壁があります。
この壁には二つの役割があり、
- 空間を狭めてアリの居心地UP
- 巣口から巣の最奥にかけて湿度が徐々に上がる(給水して利用時)
これらの役割があります。
アリは好みの環境に引っ越しをする習性がありますので、小さな巣内にも異なった湿度のエリアがあれば好みの場所で生活をしてくれます。
下記は、高い湿度を好むクロオオアリが巣の奥で生活する様子です。
アリ飼育における湿度管理は重要な要素の一つですので、湿度勾配ができる巣は飼育の手助けになること間違いなしです!
「10mm」「8mm」どちらのサイズのチューブも使える
巣部にあいている穴は約10mm。
外径10mmと8mmのチューブを想定していますが、外径8mmを使用する方が半数以上おられます。
そこで、3Dプリンター巣には10mm穴を8mm穴に変換するゴムリングを付属でお付けします。
8mmチューブを使いたい方は、このゴムリングを装着して使用してください。
外径10mmも8mmも両方のチューブが使えるよ!
洗浄可能で繰り返し使える
石膏巣などと違い、3Dプリンター巣は汚れても水洗いで再利用可能です。
上部の観察面は透明度が高く、傷に強いガラス。
天板を留める四本のネジを外すだけで簡単に内部の掃除をすることができます。
巣の側面にはオリジナルキャラクター&ロゴ
平型3Dプリンター巣は、当店のオリジナル商品ですので、ロゴとオリジナルキャラクターの「ありすちゃん」のシルエットが彫り込まれています。
機能性を保ちながら、かわいくて自然なデザインを目指しましたっ!!
アリ飼育をゼロから考えて、設計とデザインをしました。
いますぐ、販売ページを確認して飼育中のアリに試してあげてください。
きっと、手元に届いたら満足できるアリの巣になっていますよ!
(↑詳細ページクリックで3Dプリンター巣のカテゴリページが開きます。在庫切れの場合、商品ページが非公開の場合があります。)
コメント