
・アリの巣やエサ場を複数つなぎたいなぁ。
・通気も取れるような継手ってないの?
今日は、こんな悩みを一気に解決すべく、新たに開発したオリジナルの自在継手をご紹介します!

これまでも下記のようなチューブを接続するために一般的な「L字」「T字」「十字」といった継手を販売していました。

今回は大量生産品にはない、様々な機能を詰め込んだわたしが作った「上位モデル」と位置付ける継手を本記事でご紹介します!
(↑詳細ページクリックで自在継手カテゴリのページが開きます。在庫切れの場合、商品ページが非公開の場合があります。)

ありぐら
アリ飼育用品店「あり巣 in underground」の製作担当。
アリ専用のエサや巣を日々考えてX(旧Twitter)で発信している。
これまでに作った飼育用品は累計で1万個を超える。
世の中にまだない、自身が欲しいと思う巣や飼育用品を製作中。
自在継手について
自在継手とは、さまざまな種類の継手をホルダーに差し込んで組み合わせ自由なオリジナルの継手です。
種類は以下の通り。

【ホルダー種類】
- T字ホルダー
- 6分岐ホルダー
【継手種類】
- チューブ用ストレート(「内径」12mm &「外径」10mm 兼用)
- チューブ用ストレート(「内径」10mm &「外径」8mm 兼用)
- ネジ式+ナット
- 六角連結
- ステンレスフィルター
わたし自身が「こんなものが欲しい!」「あったらいいな」そんな気持ちを持って、頭に描いていたものを具現化しました。
他のどこにも売っていない完全オリジナル商品です。
下記にその特徴をまとめました。
通気性を確保した着脱可能なホルダー
自在継手のホルダーはT字(3分岐)と6分岐の2種類があります。

ホルダーには六角形状の横穴があいており、ここに継手各種をはめ込むことができます。
先端の継手は付け替えることができ、コロニーの成長に合わせてさまざまな使い方が可能です。(後述)

ねぇねぇ!
上部のステンレスメッシュは通気のためだよねー??


そう!
ただもうひとつ目的があって採光窓の役割を果たしてるんだ。

採光窓??
光を入れてるの??

うん、暗くて狭いところが好きなアリが滞留しづらいように通気&採光の目的なんだ。

そっか!!
アリさん達が気に入った場所ができるのは嬉しいことだけど、観察できないところにずっといるのは寂しいもんねっ!
組み合わせ自由な5種の継手
自在継手の継手には5つのタイプがあります。
- チューブ用ストレート(「内径」12mm &「外径」10mm 兼用)
- チューブ用ストレート(「内径」10mm &「外径」8mm 兼用)
- ネジ式+ナット
- 六角連結
- ステンレスフィルター

継手各種ともホルダーに接続する側は六角形状になっており、押し込むことで接続します。
接続の様子は下記の動画をご覧ください。
新開発の #自在継手 を接続する様子
— ありぐら@アリの巣を作る人 (@arigurarigura) November 15, 2023
六角穴に継手を押し込むことではめていきます
工具フリーで簡単に接続可能に設計開発しました😀 pic.twitter.com/qkfri0EGsQ
以下、ひとつひとつをご紹介していきます。
チューブ用ストレート
ホルダーにチューブを経由してアリの巣や餌場をつなぐときに使います。
チューブ用ストレートは2種類。
対応チューブひとつ目は、「内径」12mm &「外径」10mm 兼用。

↓チューブを差し込んだ例


対応チューブふたつ目は、「内径」10mm &「外径」8mm 兼用です。


商品を使った具体的な使用例は後で紹介するよっ!!
ネジ式+ナット

リンクス等のネジ式のタイプの巣に接続するパーツ。
一旦、一番奥まで回し入れた後、好きな場所にホルダーを戻して付属のナットを締めこみます。

ナットをホルダーの相手物側に締めこむと好きな角度で固定可能なのですっ!!


リンクス×6分岐ホルダーで取り付け動画を撮ったのでご覧ください。
ネジ式の継手を使って、自在継手のホルダーをリンクスに固定する様子
— ありぐら@アリの巣を作る人 (@arigurarigura) November 15, 2023
一旦回し入れたあと、好きな位置に戻してナットをリンクス側に締め込みます
するとホルダーの角度が固定されて簡単には回らなくなります🔧
縦でも横でも斜めでも好きな位置で止めてください😀 pic.twitter.com/6RVun3bU80
六角連結

両端が六角形状になった継手。
ホルダー同士などの六角穴2個を接続するときに使います。

ホルダーに直接、外付け給蜜器を差し込むときにも使えるよっ!

ステンレスフィルター
差し込むだけで給気口を設置できるフィルター。
ホルダーの使用しない六角穴を封印します。


通気部にはステンレス製メッシュを採用しています。

チューブやプラスチック製のフィルターを食い破ってしまう種類のアリにおすすめできるねっ!!
使用例
ここからは商品を組み合わせた具体的な使用例をご紹介します。
試験管セパレーターに給蜜器を付けて給餌機能強化

使用した自在継手→T字ホルダー+チューブ用ストレート2個+外付け給蜜器(六角継手)

試験管セパレーターでも飲水が常にあるってもっと便利になるねっ!

バルバルスクロナガアリなんかのクロナガアリの仲間は新女王から水をよく飲むからあるとより安心かもね。
↓YouTubeでグゥちゃんねるさんにご紹介いただきました。(動画内ではアシナガアリの初期コロニーにお使いいただいています。)
試験管セパレーターを並列で繋いで試験管巣として使用

使用した自在継手→6分岐ホルダー+チューブ用ストレート3個+外付け給蜜器(六角継手)+ステンレスフィルター

さっきの試験管セパレーター使用例の拡張版。
使わない穴はステンレスフィルターで封印しているよ。

そっか、6分岐だと試験管セパレーターが2本並列で置けるんだねっ!

小さめの試験管巣としての役割も果たすのが自在継手です!
平型石膏巣を複数連結して餌場や給蜜器でメンテナンス性アップ

使用した自在継手→6分岐ホルダー+チューブ用ストレート3個+外付け給蜜器(六角継手)2個+ステンレスフィルター

天然石入り平型石膏巣を複数連結。
給蜜器もつないでいます。

高さが違うエサ場なんかをつなぐならS字コネクタ
があればいいねっ!
リンクスに飲水常設


リンクスを拡張して給蜜器を設置したバージョンだね。

ネジ式はこういう時に使うんだねっ!

給蜜器を直接差すこともできるけど今回は飼育キャップもつけたよ。
木製巣に飲水を常設して餌場もつなぐ


垂直型木製巣を拡張して給蜜器を設置したバージョン!!

木製巣に加湿機能はないから飲水は常設したいよね。

こういう使い方ができればエサ場の外に給蜜器を設置可能だねっ!!
サイズは?
ホルダーサイズは下記の通り。
T字ホルダー
約25×18×H15mm

6分岐ホルダー
約25×41×H15mm


使用する継手によって全体寸法は変わるからホルダーの寸法だけ記載しますね。
以上、自在継手の説明となります。
アリ飼育をゼロから考えて、設計とデザインをしました。
いますぐ、販売ページを確認して飼育中のアリに試してあげてください。
きっと、手元に届いたら満足できる飼育用品になっていますよ!
(↑詳細ページクリックで自在継手カテゴリのページへ。在庫切れの場合、商品ページが非公開の場合があります。)