アモントゲアリの飼育方法|オーストラリアの金色のトゲアリ|Polyrhachis ammon|Golden tailed spiny ant

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種類ごとの飼育方法
アリ飼育者
アリ飼育者

・アモントゲアリってどんなアリなんだろう?

・飼育情報の少ない海外生体について知りたいな

こんな疑問や困りごとを本記事では解決します。


この記事を書いた人

アリ飼育用品店「あり巣 in underground」の製作担当です。

数十種類超のアリ飼育経験をもとにおすすめの飼育方法などを書いていきます!


オーストラリアに棲むとても美しい「アモントゲアリ」。

金色の背面に目を奪われる美麗種です。

今日は、そんなアモントゲアリについてご紹介しますね!


この記事でわかること

  • アモントゲアリってどんなアリ?
  • アモントゲアリの飼育方法
  • アモントゲアリの販売先

アモントゲアリってどんなアリ?

アモントゲアリ(Polyrhachis ammon)
アモントゲアリ

【金色の超美麗なトゲアリ】
✔オーストラリア産のトゲアリ
✔金色の背面がとても美しい
✔英名-Golden tailed spiny ant
✔ワーカーも女王同様に金色
✔女王サイズ,11~12mm
✔ワーカーサイズ,7~9mm

(↑詳細ページクリックで海外種カテゴリページが開きます。在庫切れの場合、商品ページが非公開の場合があります。)

アモントゲアリは、オーストラリアのトゲアリ属のアリです。

特徴は何といっても胸部から腹部にかけた金色の色合いです。

英名では「Golden tailed spiny ant」と呼ばれ、その外見の特徴をよく表しています。


ありぐら
ありぐら

「Golden tailed spiny ant」に漢字を当てると「金尾棘蟻」かな?

かっこいいね!!


生息環境と分布

オーストラリアの東海岸に生息します。

営巣する場所は、石下や木の根元で土中性のアリです。

分布している地域はオーストラリア内で南北に長く、熱帯から温帯の日本に比べるとやや暖かい地域です。


ありぐら
ありぐら

現地でアモントゲアリを見た蟻友さん曰く「かなり乾燥した環境で生活していた」とのことです。

土中性ですが、乾燥に耐性がありそうです。


体長

体長備考
女王11~12mm手元の女王の実測は約11mm
ワーカー7~9mm手元の初期ワーカーの実測は約7mm

女王の体長は、約11mm。

ワーカー8mm前後のトゲアリにしては大型の種類で観察のしがいがあります。

メジャーワーカーは発生せず、ワーカーは1形態のみです。

ありぐら
ありぐら

測定したコロニーは極初期のワーカーしかいないので、7mmに届くか届かないかってところでしたね。

ワーカーも女王に劣らず美しい色合いですよ!


単雌 or 多雌 ?

アモントゲアリは単雌性です。

一匹の女王を中心にコロニーが形成されます。


アモントゲアリの飼育方法

ここからはアモントゲアリの飼育方法について解説していきます。

一緒に勉強していきましょう!


エサについて

アモントゲアリは「雑食」です。

蜜エサと肉エサの共にバランスよく食べます。


蜜餌と肉餌のおすすめ品は下記の記事に詳しくありますのでご覧ください。


新女王からのコロニー立ち上げには給餌が必要

アモントゲアリは、ワーカーがいない女王単独時も積極的に採餌します。

新女王から飼育する場合もエサやりをしてください。


せわしなく動く

アモントゲアリは振動などが加わるとせわしなく動きます。

日本のクロヤマアリのような感じですね。

動く様子は下記の動画にありますのでご覧ください。


動きが速い&壁を登るのが上手い

アモントゲアリを観察していて思う事のひとつが「ツルツルした壁面を登るのが上手く、動きが速い」ことです。

エサやり時に脱走されることのないように対策をしましょう!


おすすめはタルクベビーパウダーの厚塗りです。


脱走防止対策については、下記に詳細がありますのでご覧ください。



おすすめの巣のタイプ

アモントゲアリにおすすめの巣のタイプは「試験管」「アクリル」「石膏」です。

先述の通り、土中性のアリですので加湿できる巣をおすすめします。

ですが、現地でアモントゲアリの営巣環境を見た蟻友さんからは

蟻友さん
蟻友さん

オーストラリアで見たアモントゲアリはかなり乾燥した所に営巣していたよ!

乾燥耐性がとても高そう!

と、教えてもらいました。


さらに、わたしが飼育経験のないアリの飼育環境を探る時にする判別方法の一つ。

「試験管判別式」による乾湿の好みの判定は、「多湿を好まない」です。


「試験管判別式って何?」って方は、下記の記事をご覧ください。


わずかな給水の程度がわかりづらい石膏巣は多湿になりやすく、給水量の調整が少し難しいでしょう。

また、脚がしっかりしている種類です。

試験管内などのツルツルした面でも滑ることなくストレスを与えません。


以上の理由から、アモントゲアリの飼育については、「アクリル巣」および「試験管巣」をベストな選択肢とさせていただきます。

ありす
ありす

わたしのお店でもアクリル巣試験管巣は取り扱ってるので興味があれば見てみてねっ!!!


飼育の適正温度

適正温度は24℃~28℃が推奨とされています。

夏場は30℃を超えないように注意が必要です。

また、生息地は日本よりもやや暖かい気候ですので、冬場は10℃以下にしないように加温を推奨いたします。


ありぐら
ありぐら

わたしは下記の器具を使って加温しています!

発泡スチロールに穴あけしてコードを通すだけなので簡単ですよ!


アモントゲアリの入手方法

アモントゲアリは海外の種類ですので、残念ながら簡単に自分で採集することはできません。


海外種は入荷が不安定ではありますが、下記で販売しています。

販売額も変動することが多いので、一度チェックしてみましょう!

アモントゲアリ(Polyrhachis ammon)
アモントゲアリ

【金色の超美麗なトゲアリ】
✔オーストラリア産のトゲアリ
✔金色の背面がとても美しい
✔英名-Golden tailed spiny ant
✔ワーカーも女王同様に金色
✔女王サイズ,11~12mm
✔ワーカーサイズ,7~9mm

(↑詳細ページクリックで海外種カテゴリページが開きます。在庫切れの場合、商品ページが非公開の場合があります。)


まとめ

今回は、海外種のアモントゲアリについてご紹介いたしました。

一度見たらその美しさに目を奪われる「金色のトゲアリ」。

日本では見ない美しさの種類です。


飼育に際しては、

  • 多湿にし過ぎないこと
  • 女王単独時からエサを与えること
  • 冬場の低温に気を付けること

ココを抑えれば難しくはないと思うので、美しいトゲアリの飼育に挑戦してみてください。


この記事がアモントゲアリの飼育に役立てばうれしく思います。


それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

感想やアドバイス、間違いのご指摘などありましたらコメントやTwitter、お問い合わせフォームからお知らせ頂ければ嬉しいです!


本記事について

海外生体の卸元からの情報を基に初回の投稿時の記事を作成しております。

手元での生体の管理状況を見ながら、日本の気候ならでは飼育方法など、気づいたことがあれば、随時、追記修正致します。



その他のアリの飼育情報を記事にまとめています。ご覧ください。



参考:Ant wiki

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