クリアケースなどのプラスチックにキレイな穴をあけたい。
こんな風に思ったことありますよね?
電気ドリルなどで穴あけに使うドリルビットは様々な種類が販売されています。
プラスチック専用として売っている物は少ないのですが、「鉄工用」「木工用」と表記されているものでも兼用、代用できるものは多いです。
この記事では、実際にいくつかの種類のドリルビットでプラスチックに穴あけを行った様子も載せています。
写真の実例付きで紹介していきますので、ぜひドリルビットを選ぶ時の参考にしてくださいね!
この記事を書いた人
アリ飼育用品店「あり巣 in underground」の製作担当の「ありぐら」です。
日々、アリの巣を作るためにプラスチック製のクリアケースに穴あけをしています。
手元にあるドリルなどの刃具は200本以上!
実際に色々と使った経験からオススメを書いていきますね!
この記事でわかること
- ドリルビットの軸の形状
- クリアケースにキレイに穴あけできるドリル
- ペットボトルにキレイに穴あけできるドリル
- コスパ最高のドリルセット
- 一本で色々なサイズの穴があけられるドリル
ドリルビットの軸の形状は2種類
まずは手持ちのドリルドライバーや電気ドリルは丸軸がチャックできるか確認してみましょう。
手持ち電動工具がインパクトドライバーなど六角軸のビットしか使えない場合、そのままでは丸軸のビットを使うことは出来ません。
しかし、六角軸にチャックアダプターを装着すれば使用できますよ!
わたしは手持ちのドリルドライバーは下のRYOBIのものを使ってるよ!
穴あけだけなら電気ドリルかドリルドライバーを用意するのが良いと思うよ!
【クリアケース】仕上がりがキレイなおすすめドリル【ペットボトル】
【アクリルやポリスチレンのクリアケースに最適】アクリサンデー アクリル板専用ビット【穴径3-12mm】
名前の通り、アクリル板に穴をあけるために設計されたアクリル板専用ビット。
単品販売ですが、3mmから12mmまで商品のラインナップがあります。
特徴は何といっても穴の仕上がりのキレイさで、アクリルやポリスチレンへの穴あけではバリがほとんど出ません。
下の写真はアクリル板専用ビットと普通の鉄工ドリルを使って穴あけの比較をしたもの。
使うドリルビットによって、このような仕上がりの差ができます。
写真を見てもらえれば、このドリルの実力はひと目でわかりますね!
わたしもお気に入りでサイズ違いで4本持っています!
アクリルやポリスチレンのクリアケースに穴あけする人には、絶対おすすめ!
【ペットボトルに最適】スターエム 竹用ドリル【穴径3-12mm】
竹用と商品名に書いてありますが、プラスチックの穴あけにも使用できます。
また、単品販売ですが、3mmから12mmまで商品のラインナップがあります。
先端は特殊な「左右対称のW刃」。
この刃の形状で、コシがなく、当て板もできないペットボトルなどの柔らかいプラスチックにもとてもキレイな穴があけられます。
下の写真は竹用ドリルと普通の鉄工ドリルを使って穴あけの比較をしたもの。
鉄工ドリルでは、むしったような大きなバリが発生しますが竹用ドリルでは、打ち抜いたようなキレイな穴があいています。
写真を見てもらえれば、このドリルの実力はひと目でわかりますね!
普通のドリルじゃキレイに穴あけが難しい、柔らかいペットボトルなんかに穴あけするときはコレ!!
コスパ最高のドリルセット
【まずはこのセット】鉄工用ドリルセット【穴径1-13mm】
コスパ最高のドリルセット。
1-13mmまでのドリルが0.5mm刻みでそろっていて、このセットがあれば13mm以下で様々なサイズの穴あけが可能です。
鉄工用の名前ですが、非鉄金属、樹脂、木材と様々な素材に使えます。
各種素材への使える分、プラスチックに穴あけした時のキレイさは、プラスチック専用のドリルに劣りますが、コスパを考えればまずはコレ。
芯ブレが少なくて、わたしが買ったドリルセットの中では一番お気に入り。
しっかりしたドリルケースも付いているから保管も便利ですよ!
大きな穴あけ用のドリル
①ホールソー【穴径20-55mm】
ホールソーは、プラスチックだけでなく、鉄やアルミ、石膏ボードにも使えます。
穴あけのコツは低速回転で垂直に刃を当てること。
紹介した商品は、サイズ違いで最大径75mmまで刃が用意されています。
「ダイヤモンド」や「超硬」といったものは、プラスチックよりもっと硬い金属や石などに使用するものですので、プラスチックの穴あけ用にホールソーを選ぶ時は、「バイメタル」や「木工用」の表記がある物を選ぶといいでしょう。
大きな穴あけの時によく紹介される種類のドリルビットだね!
プラスチックだけじゃなく、木材にも大きな穴をあけたい人には特にオススメ!
ただプラスチックに穴あけする時は結構割れやすい印象だね。
②フラットドリルセット【穴径11-38mm】
木材の止め穴加工などに使われることの多いドリルビット。
ホールソーに比べて、全長が長い分、芯ブレが気になるドリルも多いです。
しかし、スチロール樹脂などの割れやすい材質やペットボトルなど柔らかい材質に穴あけする時も、わたしの経験ではフラットドリルの方が割れづらく、キレイに大きな穴があきます。
わたしは、あり巣ガンを作る時の穴あけに使っています。
長いけど、軽いから取り回しは悪くないですよ!
一本で色々なサイズの穴があけられるドリル
①ステップドリル【穴径4-32mm】
通称:タケノコドリル
見た目が「タケノコ」に似ているから、タケノコドリルとそのまま呼ばれます。
円錐形に階段状の刃が付いていて、だんだんと大きな穴をあけられるようになっているのが特徴です。
ドリルの横に穴あけサイズが表記されていますので、ねらいの大きさまで穴を拡げていきましょう。
⇩この写真だと、10mmの穴があいています。
収納ポーチ付きで保管にも便利だね。
穴あけと同時にバリ取りもできる優れモノだよ!
②スターエム スターエム 36 自在錐【穴径30-120mm】
別名:サークルカッター、自由錐
両サイドの切刃の位置を変えることで、さまざまな大きなサイズの穴あけができます。
穴のサイズを変更する度に切刃を緩める手間がかかりますが、穴の仕上がりはとてもキレイです。
自在錐を手持ちの電気ドリルやドリルドライバーなどで使う場合は、両刃タイプがおすすめ。
両刃タイプは、穴あけ時のバランスが取りやすく、安定します。
ポリスチレンなどの硬いプラスチック板への穴あけなら、センタードリルがネジ先になっていない方が割れづらいよ!
まとめ
プラスチックは簡単に穴あけができますが、割れや欠けが出やすい素材でもあります。
しかし、素材と用途に適したドリルビットを使えば、キレイな穴あけが可能です。
セット販売されているものも多いので、あけたい穴のサイズに合わせてドリルビットを選びましょう!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
代表的な商品を紹介しましたが、輸入品が多く販売されています。
商品入れ替えなどでリンク切れや在庫切れがあるかもしれません。
またセットは、色々な本数、サイズが売られています。
レビューも見つつ、一度ショッピングモールで探すのをオススメします!
「Amazon」でフラットドリルを探す
「楽天市場」でフラットドリルを探す
「Yahoo!ショッピング」でフラットドリルを探す